2018年7月31日火曜日
2018年7月22日日曜日
『住まいをもっと快適にしよう!スプレッド』を使ってタロットリーディング
現在、太陽は蟹座にあります。
蟹座という星座にはいくつものキーワードがあります。
「母」「母性」の他に、「守る」「家族」など。
そして、「家」、「住まい」もその一つです。
蟹の甲羅は硬いですが、その中身は柔らかい。
家の中で過ごすとき、私たちは、家というものに守られているから、リラックスし、柔らかい自分でいれるのかもしれません。
もちろん、家の中であろうと常に緊張感は維持したいという人もいるでしょう。
住まいのあり方は人それぞれです。
私自身、住まいを自分の求める形にするにはどうすれば良いだろうと悩んでいて、そんな問いかけに答えてくれるスプレッド『住まいをもっと快適にしよう!スプレッド』を作成してみました。
今の住まいの状態に満足している人には、あまり必要のないスプレッドかもしれません。
でも、「思いっきり変えたい!」という人や、「なにかもうひと工夫加えたいけど、どうすれば良いのだろう?」と考えている人にはうってつけのスプレッドです。
タロットがわかりやすい答えを提示してくれるかどうかはわかりません。
もしかしたら、ピンとこない結果が提示される可能性もあります。
しかし、そんなピンとこない結果をすこし辛抱して観察し続け、考えていくことで、「私の求めている答えはこれだ!」いうものに出会えるかもしれません。
並べられたカードは、暗号で描かれた宝探しの地図のようなもの。読み解いて、宝物を見つける旅を楽しみましょう。
では、早速、このスプレッドにしたがって、カードを引いてみました。
スプレッドは以下の通りです。
そして、出たカードは?
①私の理想の住まいとは?: 教皇(大アルカナ)
②今後も維持するとよい点: カップのペイジ(小アルカナ)
③改善するとよい点: カップのクィーン(小アルカナ)
④加えるとよいもの: 力(大アルカナ)
⑤手放すとよいもの: ワンドのエース(小アルカナ)
ボトムカード: カップの4(小アルカナ)
では、読み解いていきましょう。
①まず、自分が理想とする住まいについてカードを引いてみました。
この位置はゴールでありスタートでもありますから、ここに出たカードはとても重要です。
出たカードは、「教皇」。
「教皇」は、私のパーソナリティ・カードであり、ソウル・カードでもあります。
先日パーソナリティ・カードについてのワークショップにいらしてくださった方と「教皇」について話し合ったところで、いまいちしっくり来ないと話していたところでしたから、すこし驚きました。
パーソナリティ・カードやソウル・カードは自分の生年月日から導き出されたもので、このカードから自分の生き方について、魂の求めるものについて知ることができます。
魂の求めるものと言われても、凡人である私にはいまいちよくわかりませんが、人生において、目標だったり指針となることかなと捉えています。
それだけに、私は、「教皇」というカードの持つエネルギーについて、生涯をかけて学んでいく必要があるのかもしれません。
そして、私にとっての家とはそのエネルギーについて学ぶ場所でなければならない可能性が大です。
「教皇」というカードは、学ぶこと、伝統を受け継ぎ伝えること、橋渡しすることといったキーワードを持っています。
教皇は人間ではありますが、神の言葉を人々に伝える役割を担っています。
また、「教皇」のカードには、集団の中にいるからこそ学べることという意味合いもあります。
「隠者」のような孤独なイメージはありません。
私は一人で過ごすのがわりと好きですが、私の家には人の出入りが必要なのかもしれません。
たくさんの人がやってきて、学べる場所にする必要があるようです。
私が教える立場になるのかもしれませんし、誰か先生となる人や仲間を呼んで私自身が学ぶのかもしれません。
まじか。その発想はなかったぞ。
では、先に進みます。
②改善したい住まいだからといって、悪いところばかりではないはずです。今後も引き続き維持すべき点についてカードを引いたところ、「カップのペイジ」が出ました。
ペイジは小姓、子供、学生を表すとされています。性別は問いません。ペイジはまだ未熟ですが、自分の学ぶべきことについて、一生懸命取り組みます。まだ始めたばかりで、フレッシュな気持ちでいっぱいです。人の目や結果を気にせず、目の前のことに集中しています。
「カップのペイジ」は、カップの担当するものを会得しようと頑張っているペイジです。カップの担当するものとは、愛情、感情、芸術、人間関係など。今の私の家には、それなりに、そういったことを学ぶための要素があるようです。
人からしたらガラクタかもしれませんが、素直に自分の好きだと思うものや本があるからでしょうか。
ゴージャスとは程遠く、シンプルで機能的というわけでもありませんけれど、ペイジの持つ素朴な雰囲気を私の住まいにはあるようで、それは残しておくべき点とのこと。
③この場所は、②とは逆に改善点についての場所です。
ここに出たカードは「カップのクィーン」。
ペイジと同じスート「カップ」ではありますが、こちらはペイジのように「カップ」というエネルギーに関して、まだまだ未熟というわけではなく成熟した形を表します。
「カップのクィーン」は、芸術的なセンスに溢れており、愛情深く、皆に愛されています。
彼女は溢れんばかりの感情を美しい形で表現できるのです。
感情を扱うことに関して熟練者です。
そして、そのようなエネルギーに関して、何か改善する点があると言われています。
そこで、気になるのはやはり②の「カップのペイジ」との対比です。維持するとよい点ではペイジが出て、改善するとよい点ではクィーンが出たのは何故でしょう。
私はまだまだ未熟でペイジの段階におり、クィーンにまで至っていないということでしょうか。
芸術的なセンスに溢れた住まいというより、ほっこりくらいできるくらいがちょうどいいのかもしれません。
ペイジは四元素の地と関連づけられる場合があります。クィーンは水。
地は現実的なエネルギーですから、そういった視点を忘れないことが今は大切で、水の感情的でロマンチックでドリーミーなムードに傾きすぎている部分があるなら、そこは改善しても良さそうです。
見た目は美しいが実際役に立っていないものは数を減らした方が良さそう。
あるな、使ってないランプとか。
④次は今の状態に加えた方がよいものです。
そこで出たカードは「力」。
最初は、家を育てていくようなイメージを提示されているのだろうかと思いました。
また、①以外で、大アルカナが出たのはここだけです。大アルカナが出た場所は、自分の内的な成長と関わりが大きいと私は考えます。
小アルカナからのメッセージは、行動に移しやすいのですが、大アルカナからのメッセージは自分の人格や人生を通してのテーマと関わりが深いため、易々とは行動に移しきれないものが多いように感じます。長い時間をかけて関わる必要のあることが多いのです。
というわけで、加えることは特になく省くことが多いと考えていましたが、案外そうでもないようです。
では、「力」のカードに話を戻します。
このカードは、忍耐強く愛情深く取り組むべきことがあるというメッセージを持つカードです。
猛獣なライオンを女性が優しく手懐けている様子が描かれることの多いこのカード。制御することの難しいものを力や恐怖で圧倒し抑え込むのではなく、穏やかさや優しさをもって忍耐強く関わり続け信頼関係を結ぶことの大切さを教えてくれています。
私は住まいに関して、このカードからのメッセージをどう受け止めたら良いのでしょう。
いろいろ考えた結果、上記のように、住まいを忍耐強く育てていくような気持ちで関わることが必要だと言われているのかもしれませんし、別の可能性として、動物とともに暮らすことを勧められているのかもしれないとも考えました。カードにライオンが描かれています。動物は簡単にコントロールできるものではありません。私の家には今動物はいませんから、加えると良いものとして、それを提案されるのはあながち間違っていないかもしれません。猛獣を買うことには興味はありませんが、少々やんちゃな生き物が良さそうです。
⑤そして、最後に手放すとよいもの。
この位置に出たカードは「ワンドのエース」でした。
よくわからないんですよね。
変にやる気出すのやめろって言われてるのかな?とか、思いつきで動くのやめろと言われてるのかな?とか。
手放すとよいものは何?って質問したら、具体的に「着なくなった服を捨てましょう」などと答えてほしいところですが、なかなかそうはいかない。
ワンドは木の棒ですから、棒状のものを捨てろと言われているんだろうか、そういえば使ってない物干し竿があるななど考えてみたりもしました。
とりあえず、使っていない物干し竿をなんとか始末して、その後、いろいろ考えてみても良さそうです。
でも、思いつきで動くなと言われているような気が、とてもとてもします…
⑥そして、今回はおまけでボトムカードも見てみたところ、「カップの4」。
ボトムカードは、残りのカードの山の一番下のカードのこと。うっかり見落としていたことに気づかせてくれるので、並べたカードを読んでもいまいちピンとこない時にとても便利で、私は使っています。
では、「カップの4」の解釈を。
このカードは、ふさぎ込んでいて、誰かから話しかけられてもそれを受け止める余裕のない状態を表します。
私が家に篭るときは大体そんな感じなので、そういったことを表しているのかもしれません。
また、自分のエネルギーがチャージできるまで、外向的に振る舞う必要はないよ、今はチャージすることに専念してねというメッセージも込められています。
人が出入りすることや動物と住むことなどが提示されてきましたが、時には閉じ籠る必要があって、それを忘れないようにと言われているのかもしれません。
あまり外向的とは言えない私はこのカードを見て、少しほっとしました。
カードの解釈はここまでです。
単に住まいのことを尋ねたつもりが、そこには「あなたはどういった人生を送りたいのか」という問いかけがあり、私にとっては非常に興味深い結果となりました。
ここで、私は、西洋占星術にも少し話を広げてみたくなりました。
私のネイタルチャートにおいて、「家」「住まい」を担当する4ハウスのカスプサインは獅子座であり、私にとって家は楽しむ場所であり、自己表現の場所でもあることがわかります。
また、4ハウスには月が入っており、このハウスが私にとって重要であることは確かです。月は、生まれてから3歳くらいまでに培われた自分とも言われています。月が表すものはその人が一番ほっとできるもの。家で一人でいるときの素の自分なんかも月の星座に表されると言われています。
月の入っているハウスは不安定にもなりがちですが、ここを安定させないと太陽を輝かすことはできません。
太陽は生きていく上で重要な目標を表しますから、太陽を輝かかすことのできない人生は、充実感がなく、物足りないものとなる可能性が高くなると言われています。
私の月のサインは乙女座で、あまり前に出たがるサインではありませんし、月はあくまでプライベートなものです。
したがって、①で出た「教皇」のカードが提示することは、メインの仕事としてバリバリやっていくというより、サブの仕事として、または、プライベートの延長のような形で、リラックスして取り組むことを提案されているようです。
ここで、ボトムカードの示唆するメッセージが生きてきます。
一生懸命取り組むのは良いけれど、それに引っ張られすぎず、自分だけの時間を作ることも忘れないでねと教えてくれているようです。
こんなことを言っては怒られるかもしれませんが、タロットリーディングも西洋占星術もどんどんこじつけていくと楽しい。
上記の結果は一つの案にすぎませんが、こうしてきっかけを作って考えていくと頭の中が整理され、行動に移しやすくなるように思います。
どんな住まい作りを目指そうかな。
では、また。